5月5日はChief Representative Suntory Holdings Limited New York Office(以下サントリー)の熊倉 俊彦様にゲストスピーカーとしてお越しいただき、日本クラブに50名以上の社会人の方、学生が集まり、熱気で盛り上がりました!

社長セミナー熊倉氏写真2

熊倉様が講演している様子。

 

 

「水と生きる 」をコーポレートメッセージに掲げる、サントリーの美味しい製品を作るために求めた水へのこだわり、その源泉である森での自然保護活動や、グローバル目線でのCSR、米国でのPR活動について、サントリー創業からの歴史を講演前半でお話し頂きました。赤玉ポートワインが登場したのが100年以上前!その後ウィスキー蒸留所を作り、ビールづくりに進出、今では烏龍茶を含む酒類以外の飲料事業が過半を占める事業ポートフォリオとご紹介いただきました。有名な「やってみなはれ」の言葉は創業の鳥井信治郎氏の言葉だったと聞き、常に挑戦しつづけるサントリーの軸のような息吹を感じるプレゼンテーションでした。映像を交えながらお話いただき、笑いが起こる場面もありました。 笑いと学びのあるCSRサイト http://www.suntory.co.jp/company/cm/

講演後半では、熊倉様の豊富な経験や知識をシェアして頂きました。
海外希望をされていながらも、思いもしなかったブラジルの地への突然赴任や、その後のスペイン、フランス、イギリスのヨーロッパでのご駐在を経て、日本とグローバルを往復されてきたご経歴の熊倉様。サントリーがユニークだと感じたのは、さらに海外での活動の思いは変わらない熊倉様に、今度は後に世界有数のウイスキー会社「ビーム社」を買収する事になる米国・ニューヨークに再度赴任された事。サントリーのビーム社買収の決断は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙でも大きな記事となる程でした。各地での赴任をご家族と共に歩んで来られた姿が非常に印象的でした。

社長セミナー 写真3

参加者一同が熱心に熊倉様の話を聞いている様子。

 

「リーダーシップ」は、企業経営や社会生活において重要だと漠然とは理解していました。熊倉様はさらに一歩進んで「リーダーシップとは、必ずしも周りの人ではなく、自分自身をも導きたい方向に引っ張っていく力である。」と説明いただき、腑に落ちた気がします。「人生何が起こるか分からない、出来る出来ないを考えずに、”やってみなはれ”。やってみないとわからない事の方が多いのだから。」とアドバイスを頂きました。

講演後には、熊倉様が参加された社会人の方と学生からの追加質問に、丁寧に一つ一つお答えいただき、ニューヨークのビジネスコミュニティーが強まった感じがしました。FJMNの活動として、ほんとうにうれしい限りのご協力をいただきました。
熊倉様、お忙しい中、ご講演頂き誠にありがとうございました。 サントリーオフィシャルサイト http://www.suntory.co.jp/

(文責 為我井)