『第6回社長 エグゼクティブセミナー レイ・イナモト氏編(後編)』

クリエイティビティーってなんでしょう?何もないところから思いもつかなかった物を生み出す事だと思っていませんか?レイ・イナモト氏はこう言います。

「Creativityとは、真新しいものを作るのではなく、すでに存在する点と点を結ぶことである。遠い点程繋がれば面白い。」

母親は音楽、父親の専門分野は原子物理学というかけ離れた二つの領域。レイ・イナモト氏は両親の影響を右脳と左脳に受けて育ちました。

その影響もあり、大学時にはアートとコンピューターのダブルメジャーの選択。しかしコンピューターで美術に取り組もうと思った時、これではアウトプットは決まってしまう、どんな作品になるか決まってしまう!と気づき、アウトプットの道具を作ろう!と考えついた。パソコンがまだ白黒だった時代にレイ・イナモト氏は『アート(Art)』と『コード(Code)』という点と点を結び新たなジャンルを作り、クリエイティブの世界へと進んでいったのです。

情報を簡単に手に入れる事が出来る時代だからこそ、人の話を聞いて情報を多く持ち、その情報を常にいつでも出せる引き出しとして意識のして頭の中に入れておく必要があるのだと感じました。アメリカ、またニューヨークという地だからこそ繋げられる点は数え切れないほどある。一つの点を極めるのもよし、点が多ければ結ぶのもよし。点と点を結んで新たなものを生み出す事がクリエイティブとよばれる事もわかりました。

講演後にはたくさんの質問に答えていただき、大変貴重なインサイトを頂ける機会となりました。クリエイティブディレクターとして活躍されているイナモト氏へ一番多かった質問、「クリエイティブになるには?」というご質問に対し、「クリエイティブな役割はない。どうクリエイティブに行うかだけ。」というお答えを頂きました。どんな業界、職業であれ、これは共有できるものではないでしょうか。

講演してくださった、イナモト氏、またセミナー参加者の皆様、この度はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございました!
(文責:伊藤愛、品川理沙)

 

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