2012年3月11日開催
3・11ほくほく会追悼式(一周忌)
北海道+東北6県NY県人会
会場:JaNet会館
(JaNet震災ファンドより$500支援。)
3月11日午後2時よりNY在住の北海道、東北6県人会合同による311追悼式がJaNet会館で行われました。
この追悼式は、実際に津波や震災で家族や親族を失われた方々も多く参加する事から、あくまでも追悼の意を表するというところにこだわり、厳粛でしめやかな追悼式を目指して準備を行って参りました。
当日は東北や北海道出身者だけで約70名の参加者が集まり、震災で亡くなられた方々へ追悼を捧げました。
まずはじめに在NY日本国総領事館廣木重之大使から、震災後精力的に義捐金集めに奔走してきたそれぞれの県人会へ感謝の言葉を頂き、震災で亡くなられた方々へ追悼のお言葉を頂きました。
そして被災地3県から岩手県代表佐々木正博様、宮城県代表佐々木健二郎様、福島県代表金澤悦子様よりそれぞれ震災レポート頂き、廣島明子様より宮城県の一被災者が綴った詩を朗読頂きました。
黙祷を前に宮城県人会佐々木健二郎会長、岩手県人会岩崎雄亮名誉会長、福島県人会藤田小夜子代表より、改めて復興支援を強く呼びかけるメッセージを頂きました。
午後2時46分、震災で亡くなられた方々へのご冥福と、未だに行方不明となっている方々の早期発見を祈り、参加者全員で一分間の黙祷が行われました。
その後、被災地出身の演奏者やゆかりのある方々によって演奏会が行われました。
岩手県出身黒澤有美様から箏の演奏、福島県出身阿部公美様と佐藤早穂子様から歌とピアノの演奏、宮城県出身清貴様からピアノ弾き語り、岩手県出身駒幸夫様から三味線の演奏、大江千里様より追悼のためのオリジナル曲演奏、そして最後に被災地県出身者が多く参加するJCHコーラスグループ様から心温まる合唱を頂きました。
式後参加者多くの方々から、「本当に素晴らしい会だった」「心が慰められた」「被災者で痛みを分かち合うことができるような会だった」「素晴らしいスピーチや心温まる演奏を通し、よりいっそう被災者同士の絆を強める事ができたように感じた」など、参加者それぞれにとって感慨深い追悼式となったようで、多くの感謝の言葉を頂きました。
本追悼式は、追悼とするということが主旨であるため、参加者の入場料を無料にし、一切の募金集めなどは行いませんでしたが、参加者それぞれの心に残るような追悼式となり、これを通してお互いの絆を強められた事は、お金に代え難いものを得る事ができたのではないかと思います。
JaNetではこの追悼式を復興支援活動の一環と捉え、会場の提供だけはなく、式の準備から後片付けまで多くのJaNet理事や実行委員ボランティアによって協力して参りました。
JaNetは、今後も単なる被災地への義捐金寄付という形に縛られず、様々な形で復興支援活動へ尽力して参りたいと思っておりますので、引き続き皆様のご支援協力をお願い申し上げます。
日時:3月11日(日) 午後1:30開場 午後2:00~午後4:30
場所:JaNet会館
主催:ほくほく会
協力:NY北海道ゆかりの会、NY青森県人会、NY岩手県人会、NY秋田県人会、NY宮城県人会、NY山形県人会、NY福島県人会
後援:NPO法人JaNet