JaNet会館アート・スペース主催

Natsuko Hattori個展

December 4 – 15, 2012

 


 

布や綿を素材としたSoft Sculptureアーティスト、Natsuko Hattoriが個展を開催した。

彼女の作品は、綿を布で包み、Otedamaを作り、それらを縫い合わせることにより、制作されている。綿を布で『包む』という行為には、苦痛や悲しみ、挫折や憎しみを、愛や希望、そして人の暖かさで包み込み、ポジティブなエネルギーに転換させたいという彼女の思いが込められている。

布という、私たち人間にとって、最も身近な素材を使い、人の暖かさや人間味、繊細な感情や自然な美しさを表現しているのも、彼女のこだわりである。

Natsuko Hattoriは、2006年、青木繁記念大賞公募展で最年少入選を受賞後、同公募展で受賞を重ねる。2012年度、The Art
Students League of New York、Mixed Media部門において、最優秀賞を受賞。現在、NYを拠点に活動を続けている。

今回のJanet会館での個展では、様々な色の作品が並び、空間全体が彼女の作品の柔らかい魅力に包まれている。