日本より1日はやく今日14日にLINEがニューヨーク証券取引所で新規株式公開!!!!
皆さんのお馴染みの無料対話通信アプリ大手のLINEが今日ニューヨーク証券取引所で上場しました。ロイターによると、今年の新規株式公開(IPO)で2200万株を1米国預託株式(ADS)当たり32.84ドルで売り出し、約7億2300万ドルを調達したと伝えました。
これは今年のテクノロジー業界のIPOのなかでも最大規模であり、注目されていた同じテクノロジー業界のAcacia Communications とTwilioを超えています。初値の42ドルで計算した時価総額は約9300億円と報道されていますが、この時価総額は大手金融企業のりそなホールディングスや自動車企業マツダと並べる時価総額です。
今回の面白い点は、LINEのIPOが日本市場よりも先にニューヨーク市場で公開した点です。既に日本で上場している企業が海外の証券取引所で上場するのはよく見ますが、今回のニューヨーク証券取引所は7月14日(木曜日)の今日に公開し、そして東京証券取引所での取引開始が7月15日(金曜日)日本時間の今日にあたり、アメリカと日本で同時上場するというのは初めての試みという点です。
専門家の間では今回の公開に関しては様々な意見が述べられているが、今回、私十朱が直接現場でみた公開初日の光景で思った率直な感想は以下です。
アメリカにとってLINE は知名度0の日本企業。そんな日本で大人気の企業LINEが日本ではなく、アメリカを第一のIPOの場所に決めたのは今後LINEが海外展開に力を入れるという、強い意気込みが今回の公開で感じ取られた。安全地帯(日本)から企業を成長させるのではなく、危険地帯(アメリカ)を出発点としてリスクを取りながらも、今回のIPOに踏み切ったLINEの今後のビジネスに注目していきたい。
(文責:十朱胤豪/Toake, Kazuhide)
(写真出所:ウォール・ストリート)