中国の上海に発つ前に羽田空港の免税店で聞いてみた。
「Alipay (アリペイ) ってつかえますか?」
店員さんによると、
「化粧品、お酒、たばこ等の販売店では使えないが、ブランド店は対応しています。」
との事。
さっそく、 BULGARI, BOTTEGAへ行くとありました。(写真参考)
◆まずなぜ、ここまで中国でモバイル決済が普及したのか。個人的な意見としては以下
日本=>治安がよいことがあだとなり、いまだ現金社会から抜け出せず。数十年前からお財布携帯を国内に業界大手通信社が普及させようとしたが、ガラパゴス化、失敗。逆に電子決済はSuica、PASMOが普及しシェア拡大はした。
アメリカ=>日本と違い治安が悪いことが、結果的にCredit (Debit) Cardの普及でキャッシュレス化は進んだか、モバイル決済はいまいち。まだ中国には及ばず。実際5年間住んでみて、現金を所持している人は少ないのかなと実感している。おそらく現金を所有していると盗まれる。(奪われる)結果アメリカ国民は安全を求め、カード社会に移ったのではという個人的な考えです。
中国=>治安がわるい?とは言えないが、そもそも発展して数十年しかたっていない中国では、現在でも多くの中国国民はクレジットヒストリーを持っていないため、中国国民はCredit Cardを持てていないのが現実。その矢先、AlibabaのE-Commerceが出現しモバイル決済アリペイを使用しての取引を構築したことにより、キャッシュレス化が進んだ。
◆実際Alipay(アリペイ)を使ってみた。(使っているのを横で見せてもらった)
他のモバイル決済はApple Payしか使ったことがないので、基本はApple Payとの比較です。画面タッチ数は圧倒的にApple Payのほうが少ない。IPhoneを決済の読取の機械にかざせば、一発指紋認証での1タッチのみ。
一方、Alipayの支払方法は、画面タッチ数が結構多かったです。
①お店側がAlipayのQRコードを持っていない場合。AlipayのApp起動後、インターフェイスでお店を検索してから、支払金額を送金する形式です。
②お店側がQRコードを持っている場合は、App起動後、QRコードを撮り、支払いが完了。
③お店側が支払先のQRコードを撮る場合は、App起動後自分のQRコードを立ち上げ、読み取らせる。
今回、筆者が体験した支払いは①でした。
*支払方法は、QRコードの読み取りです。Alipayアカウント所持者は、紐づけられた銀行口座のQRコードを持っていて、そのQRコードを読み取ったり、読み取らせたりして取引が行われている。
つづく。
次回は第二回 Alipay(アリペイ)のなにがすごいのか。
(文責: Kazuhide, Toake)