「サントリー様への伺い」
飲料食品企業Suntory が利益を追求する最終目的とは!!
みなさんだったらどんな答えを予想しますか?
11月29日火曜日、私たちJaNet法人 / Future Japan! MENTOR NetworkはSuntory Holdings Limitedニューヨーク事務所の代表を務める熊倉俊彦様とお会いしてきました。
そこで熊倉様が私たちに教えてくださった、Suntoryの利益を追求する最終目的、それは“Being Good”。利益を追求するにあたって、その受け手を自分たちだけでなく、社会に向けて還元していく。よき社会市民として、生活者のみんなに受け入れて頂く。これを “Growing for Good” としてビジョンを掲げ、実際に地域社会・文化・芸術・学術への貢献を通して社会に貢献しているとお話しする熊倉様のお話には、その所々に、サントリー創業以来、根底に軸として根付いている“やってみなはれ”精神が感じられました。
「挑戦する」それは誰もが出来ることのように思えて、案外一番大変なことかもしれません。それでも懲りずに“やってみなはれ”を言い続けること。何かを恐れて挑戦を諦めれば、不可能を可能にするチャンスすら巡ってきません。とことん考え抜いてみる。失敗を恐れない。そんな“やってみなはれ”精神、私たちがステップアップしていく中で、一番大切なことなのだと気付かせて頂きました。
“水”についてのお話。
サントリーは水と自然の恵みを届ける企業として、一番の要となる“水”を守り、また環境に合わせながら姿形を変え適応することが出来る水そのものの性質と照らし合わせ、“水と生きるサントリー”としての立場を確立されています。地球にとって大切な“水”に意義を見出し、社会に潤いを与える。水のように柔軟に常に新しいテーマに挑戦していこうというメッセージを感じました。
環境に適応しながら挑戦を継続し続ける。何が起こっても芯の部分が折れない“しなやかさ”を体現されているサントリーの企業の在り方から、どんな業種にも通じる理念を感じました。
ブラジル、スペイン、フランス、イギリス、米国、世界各地を転々と過ごしてきた熊倉様。
今回、日米のビジネス展開の比較を含め、海外経験が長い熊倉様ならではのお話をありがたく頂戴してきました。日本とはかけ離れている生活文化に戸惑ったブラジル赴任の際のお話。日本から遠いからこそ自分のやりたいことが出来ると発想を逆転し、後にブラジルでの生活を“人生の学校”と語る熊倉様のポジティブさに感銘を受けました。
海外経験が長いなか、どこに赴任されても“水のように”適応してきたと仰る熊倉様には、穏やかながらも自分の軸を確立されている力強さが感じられます。
チャンスはいつやってくるかわからない。そしてそれは一回だけとも限らない。
自分がどう在りたいかを考える上で、先のことばかりに意識を取られるのではなく、今着地していること今やるべきことを120%の結果で残す。そんなアドバイスも頂きました。
“Growing for Good” をビジョンとして掲げ、それを実現するための手段として、様々な製品やサービスを社会に提供しているサントリー。
これは私たち自身にもいえることかもしれません。
自分を見つめ直し、自分はどういった人間なのかをひとに伝えられる、自分だけのmission/vision/valueを作る。自分の軸が定まっていけば、あとはそれを実現するためのオプションとして行動を選択していくだけなのです。
自分のストーリーを一枚のパンフレットに凝縮すること。それがいま私たちが一番最初に取り組むべきことだと考えます。
今回の企業訪問も、盛りだくさんな内容で、大変有意義な時間となりました。こういった機会をくださった熊倉様に改めて感謝するとともに、こんな素晴らしい機会をみなさんにもお裾分けできるよう、これからも私たちは活動していきます。
(文責:門間 笑 もんま・えみ)